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「民泊事業を始める」を考える

 2020/10/19 とある行政書士の日常ブログ 民泊の手続きや法律など この記事は約 4 分で読めます。 1,082 Views
難しい問題

民泊事業を始めたい、始めようと思っている方は、「何から始めたらいいかわからない」という方がほとんどだと思います。

今日は、民泊を始めるにあたって「考えないといけないこと」を整理してみようと思います。

 

・物件探し、物件選び
→自分でするのか?誰がするのか?誰とするのか?
民泊の許可等を得ることができる場所か?得ることができる建物か?判断やアドバイスできる協力者(行政書士)が必要では?
その場所で、その物件で、どれくらいの収益が出るのか?アドバイスできる協力者(民泊営業代行業者)が必要では?

・民泊許可手続き
→自分でするのか?誰がするのか?誰とするのか?
民泊の許可等申請は、建築審査課、消防局、環境局、保健所、下水道課など、たくさんの役所(窓口)と相談、申請が必要です。
自分でできないことはありませんが、何度も足を運ぶ覚悟はしておいたほうがいいでしょう。
許可等の申請手続きを代行する協力者(行政書士)が必要では?

・消防設備工事、リフォーム工事
→自分で手配するのか?誰かに手配してもらうのか?
すべての消防設備業者さんが、民泊に詳しいわけではありません。
必要な工事を過不足なく、スピーディに行ってくれる消防設備業者は必要では?
リフォームの計画は、民泊の営業戦略に合ったものですか?民泊の営業戦略を一緒に考えてくれる協力者(民泊営業代行業者)が必要では?

・家具や什器の準備
→自分でするのか?誰がするのか?誰とするのか?
ベッド、テーブル、椅子、冷蔵庫や電子レンジ。
民泊のために準備するものはだいたい想像できるけど、どれくらいのグレードのものを用意すればいいの?数は?
民泊の運営についてアドバイスをもらえる協力者(民泊代行業者)が必要では?

・集客
→自分でするのか?誰かにしてもらうのか?
民泊の準備を整えても、宣伝をしなければ利用客は来ません。
「AirbnbやBooking.comで誰でも簡単に集客できる」とは聞いたけど・・・・。
民泊の営業戦略を一緒に考えてくれる協力者(民泊営業代行業者)が必要では?

・運営&清掃&緊急対応
→自分でするのか?誰がするのか?誰とするのか?
予約が入っても安心できませんよ。どうやって迎えますか?
「行き方がわからない」「給湯器の使い方がわからない」等の対応はどうする?そもそも言葉は通じる?
周辺住民から「騒いでいる」「静かにさせろ」と電話がかかってきたらどうしよう?
利用者が帰った後の掃除やベッドメイキングは?
民泊運営を代行してくれる、手伝ってくれる協力者(民泊代行業者)が必要では?

 

こんなところでしょうか?

民泊事業は、その準備から運営まで、やろうと思えばすべて自分でできます。
先駆者は、みなさん自分の力で道を切り開かれたのですから。

民泊事業をする目的は皆さんそれぞれですから、「これが絶対正解」というものはありません。

時間や労力を惜しむことがないのであれば、ご自身でされるのが良いでしょう。
そのほうがコストが安く済むはずです。
逆に、時間や労力はお金で解決できますし、知識や知恵や経験もお金で解決することができます。
特に「時間」は重要です。

「すべてを人に任せる」という方法も正解です。「全部自分でする」という方法も正解です。
「できることだけ自分でやる」という方法も正解でしょう。

 

「すべてを人に任せる」「できることだけ自分でやる」という方には、当事務所でお手伝いできることがたくさんあります。
ぜひご相談下さい。

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