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パチンコ屋さん時代の思い出 その29

とある行政書士の日常ブログ パチンコ業界 この記事は約 3 分で読めます。 486 Views

元パチンコ店員、元パチンコ店店長、元パチンコ店運営会社の部長という経歴の行政書士である私が、気が向いたときにパチンコ店の裏話的なことを書くコーナーです。

 

今日のお話は、

「パチンコ店の上」

です。

 

私の肌感覚ですが、2000年前後以前にできたパチンコ店と、それ以降にできたパチンコ店では、

お店に「あるもの」が設けられているか否か

について差があるように思います。

 

その「あるもの」とは・・・

です。

 

昔のパチンコ店は、建物の1階部分がお店で、2階や3階に、事務所や従業員の休憩スペース、そして、住み込みで働いている方が住む「寮」があるのが一般的だったように思います。

何故そのような構造が多かったのか、本当のところは定かではありませんが・・・。

 

このブログで言ったことがあるか忘れてしまいましたが・・・・

実は私、物心ついた頃から小学校3年生まで「実家の稼業がパチンコ店」だったんですね。

 

で、物心ついた頃から小学校に上がる直前まで、お家がパチンコ店の2階でした。

オーナーの住まいもお店の2階にあったんです。

で、一部の従業員さんもそこに住んでいました。

「やまちゃん」という従業員さんがずっといたことを覚えています。なつかしいなぁ。

 

さておき。

昔は、かばん1つでふらっと現れて「住み込みで雇って下さい」とやって来る方が多かったとか。

「パチンコ店の店員は誰でもできる仕事」で、経歴を問わなかったので、そういう感じの方が多かったのかもしれません。昔はね。

お店にとっても、店に従業員が住んでいるというのはメリットもあって、人を掌握できるし、バイトがいきなり飛ぶ、なんてことも少なかったみたいです。

(それでも突然いなくなることもよくあったみたいですが)

住み込みの従業員さんも、通勤時間ゼロなのはメリットですよね。

(個人的には、通勤時間ゼロ=直前まで寝ていていい、というのは、社会人としてヤバいと思いますが。)

 

で、昔はこういう感じだったんですが、2000年前後から、パチンコ業界も変わってきて、

「パチンコ店の仕事は誰でもできる仕事」ではなくなったんです。

接客業としてちゃんとやっていこう、というムーブがあって、従業員の接遇の教育もしないといけなくなったし、そもそも経歴のよくわからない人を雇うことができなくなってきたんですね。

そうすると、「住み込みで」という需要がほとんどなくなってくる。

時代的にも若い方が「他の従業員から私生活を見られる」ことを嫌がる傾向もあって、住まいの面倒を見てやらないといけないなら、ワンルームマンションでもあてがってやった方がよくなったんです。

 

こういう流れから、パチンコ店の2階には、使われなくなった寮の部屋だけが残っていて、多くの場合、お店の「倉庫」と化しています。

 

ちなみに、大阪市内のあるパチンコ店さんは、この2階を宿泊施設として活用しておられますね。

元々人が寝泊まりする構造になっていたわけですから、一から作るより簡単に転用できたんだと思います。

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