パチンコパチスロの雑学 その2 「島」と「補球」の話
元パチンコ店員、元パチンコ店店長、元パチンコ店運営会社の部長という経歴の行政書士である私が、パチンコやパチスロに関する「へぇー」と言えるような言えないような、明日から役に立つような立たないような、人に自慢できるようなできないような、そんな素敵なトリビアをご提供するコーナーです。
2回目の話題は、「島」と「補球」です。
と、言われても、一般の方には何のことかさっぱりわからない言葉だと思います。
「島」というのは、遊技台が取り付けられている構造物のことで、これを総称して「島」と呼びます。
パチンコ店の店内は、こんな感じですが、
パチンコ台が取り付けられている「台」みたいなもの、
これが「島」です。(引用:竹屋様→■)
「島」からパチンコ台を取り外すと、
こんな感じになります。
この「島」の役割は、パチンコ台の固定だけではありません。
「島」の最も重要な機能は「補球」です。
「補」「球」、すなわち、パチンコ台に玉を補給する、という役割です。
補球について、この図を使って説明すると(引用:エース電研様→■)
【青線】
①お客さんが発射した玉は、台の下から島内に落ちます。
【赤線】
②島内に落ちた玉は島中央に集められ、「揚送機」によって島の上に運ばれます。
(この時同時に、パチンコ玉に強い圧力をかけることで磨きます。)
【緑線】
③上げられた玉は、パイプ状の通路を通って各パチンコ台に補給され、お客さんの手元に戻る。
このような流れで、パチンコ玉は自動的に島の中をグルグル巡っているというわけです。
何か疑問を抱いた方、いらっしゃいますか?
「昔からこうだったのか?」
いいえ、島の中で玉が循環して、パチンコ台へ自動的に玉が補給されるようになったのは、昭和50年前後のことだと思います。
「では、その前は?」
実は、
島の中に従業員がいて、
下にたまった玉を、
カップみたいなものを使って、
パチンコ台に人力で、
補給していた。
んですね。
補球が切れると、お客さんがパチンコ台をドンドン!と叩いて、島の中の従業員に補給を促したそうですよ。