パチンコ屋さん時代の思い出 その28
元パチンコ店員、元パチンコ店店長、元パチンコ店運営会社の部長という経歴の行政書士である私が、気が向いたときにパチンコ店の裏話的なことを書くコーナーです。
今日のお話は、
「店員チャンス」
です。
最近はあまり行われているところがないように聞きますが、昔はどこのお店でもやっていたのが・・・・。
「盤面上で玉が引っかかってしまう」「台の裏側で玉が詰まって出てこない」等、ちょっとしたトラブルが起こったときに、店員さんがお客さんに手を止めてもらってトラブルの処理をしますが、この時、手を止めさせてしまったお詫び、ご協力へのお礼の意味で、店員が玉を入賞口にいくつか入れてあげる、というものです。
私の前の勤め先では、これを「サービス玉」と呼んでいましたが、多くのお店が同じようなことをしていました。
んー、今思い出したんですけど、私が昔、今も元気に営業されている「大阪に住んでいた人なら誰でも知っているテーマソングのお店」でパチンコをしていた時に、盤面上で玉がひっかったので、店員さんを呼んだら「ええからそのまま打っといて」と対処してくれなかったのを思い出しました。どうでもいいですが。
で。
多くの場合、「始動口」「スタートチャッカー」と呼ばれる、大当りの抽選をするところに1~3個の玉を入れてあげるのですが・・・・。
当然、そこは大当りの抽選をしているところなので、店員が入れた玉で大当たりをしてしまうことがあるんですよね。
というか、10年も働いていれば、何回か当たるのが普通でしたね。
問題は(?)、この店員の手によってもたらされた大当りを起点として、馬鹿みたいに連荘し、ものすごい量の玉が出ることがありまして・・・。
こういうことがあっても、別に上司や店長、会社から怒られるというようなことはないのですが、何だか、
「客に自分の運を吸い取られた気がする」
という心のダメージがあるわけですよ。
しばらく自分がぱちんこを打っても全然勝てない、とか。