朱肉の話。
英語圏には「朱肉」というもの、言葉はないのでしょうか?
グーグルさんに「朱肉」を翻訳してもらったら、
Vermilion meat
って・・・・赤い肉かよ・・・・。
で。
私たち、広い意味での士業者は、「捺印」というものから離れることはできません。
まあ、「行政手続きに不必要な押印は廃止しよう」となる前はもっとだったんですが。
だいぶ廃止されたとは言え、それはほとんどが「官・民」の話。
「民・民」ではまだまだ普通に書類にハンコを押すのが普通です。
なので、他の方はどうか知りませんが、私は朱肉を常に持ち歩いています。
すぐに使えるように、というのもあるのですが、個人的には、
「印影が早く乾いて欲しい」
という狙いがあります。
印影が乾いていない状態で紙をこすり合わせると、印影がビヤーってなって、書類が汚くなるんですよね。
それが嫌。
なので、
これを持ち歩いています。
マックス株式会社の「瞬乾」
タイトル通りすぐ乾くんです。
これを常に一つカバンに入れているんですが・・・・・・
事務所に戻ると
あと3つ、合計4つ同じものがあるんですね。
なーーーんでか?
それは
すぐ汚すんですよ・・・・・朱肉部分を。
いつもは黒で捺すハンコ、例えば「書類」「正・副」「事務所名や住所」などのゴム印を、朱肉の面にボン!と。
あ!
と思っても、もう遅い。
こんな汚い朱肉をお客さんに見せられないし、使わせられないんですよ。
なので、汚すたびに新品に交換、汚れたものは事務所用に、となるんですね。
というわけで、事務所には常に新品を置いている。
どうせすぐ汚すから。
ただ・・・・
自分の失敗で汚すのはいいんですよ、腹立つけど自分でやったならしょうがない。
お客さんの目の前で、お客さんの印鑑を預かって、お客さんの代わりに捺印する、
その目の前で預かったお客さんの印鑑に
黒いインクが付いていて
それで朱肉が汚れる
これ、最悪なんですわ。気分的に。