【日常ブログ】労務の研究者として

私が、労務面のコンサルタントとして、常に心得としているのは、「現場を理解する」ということです。
業種、業態、職種、職場、そして会社、それぞれに特徴というか、差異があるというか、共通するものはあれど、同じものもありません。
労務コンサルタントとしてのお仕事は、社長様や幹部の方、会社の総務の方からのご依頼で動くことがほとんどです。
ですから、初めのお話はこういった方からお話をお聞きします。
しかし、多くのケースで、社長様、幹部の方、総務ご担当者様のご認識と、実際の現場の状況の間には差があります。
把握されていない問題点、その原因、現場の特殊な事情・・・・・。
こういったことが原因で、そのお困りごとが発生していることもあります。
ですから、私は「お客様の現場に自ら入り込み、理解する」ことをします。
前振りはここまでです。
昨日は、そのようなことで、とある現場にお邪魔しました。
詳しくは書けませんが、そこは「派遣の現場」でした。
日々、働くメンバーが変わる「派遣の現場」では、急造チームで仕事に当たることも多くなります。
昨日の現場では、業務のほとんどを派遣スタッフさんに任せていましたので、派遣スタッフさんは派遣先社員さんに「常に指揮をされているわけではない」という状態でした。
それがいけない、ということではありません。
だからこそ、派遣スタッフさんのチームワークがとても大事・・・・・ではなくて、それがすべて、だと思います。
派遣スタッフさん同士には、指揮命令関係、上司部下の関係などないのですから、同等の立場の人間が「力を合わせてがんばる」しかないのです。
急造チームでも、「チームワークを発揮できる」ようにするには、工夫が必要ですね。
とても勉強になりました。