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パチンコ屋さん時代の思い出 その4

熱くなる人

元パチンコ店員、元パチンコ店店長、元パチンコ店運営会社の部長という経歴の行政書士である私が、気が向いたときにパチンコ店の裏話的なことを書くコーナーです。

 

前回(こちら→■)、パチンコ店運営会社に入社する4ヶ月前に経験したアカン事件についてお話しました。

今日は、「初めての大失敗」についてのお話です。

 

失敗の話をする前に、パチンコ台のことを少しお話ししようと思います。

一般論ですけれど、

「パチンコの面白さを、端的に言えば何か?」

と問われると、

連荘(れんちゃん)=連続して大当たりすること

と答えます。

これは、私自身がそう思うということもありますが、当時の上司で「パチンコの神様」みたいな人もそのように言っておりました。

 

パチンコが大当たりする仕組み、連続で大当たりする仕組みについて説明するのはちょっと大変なので省略しますが、簡単に言うと、

なかなか大当たりしない「通常モード」から、すぐに大当たりする「連荘モード」に移行すると、それ以降大当たりする毎に一定の確率(1/2とか1/3とか機種によっていろいろ)で「連荘モード」を維持し続けるので、短時間で連続的に大当たりを得られる

というものです。

この連荘モードの維持(=連続で大当たりし続ける)というのは、機械内部の抽選によるものなので、運が悪ければ2回で終わってしまうし、運が良ければそれこそ狂ったように大当たりし続けます。

この「どれだけ連続した大当たりが続くのか」、お客さんもお店もわからない、予想できないから、パチンコを打つ人は熱くなるし、楽しい。

 

さて。

パチンコ台は電気で動いていますが、「連荘モード」中のパチンコ台の電源をオフにするとどうなるのでしょうか?

最近の機械は、電源を切っても、再度電源を投入すると、電源オフの前の状態に復旧します。

が、

私が新入社員の頃は、そんな安全装置はありませんでした。

 

ええ、やりましたとも。

営業中に、お客さんの打っている「連荘モード」中のパチンコ台の電源を落としましたとも。

 

どういうことになるか、お分かりですよね。

ハハハ・・・・。

 

でもね、上には上がいるんですよ。

一瞬にして40台の電源を同時に落とすような強者がいました。

島

パチンコ台って、写真のようにずらーっと並べて設置しているんです。

このパチンコ台を並べている「台」みたいなもの、これを「島」といいます。

この「島」のある場所(お客さんが触れない)に、「島電源」と呼ばれるスイッチがありましてね。

それを営業中に間違って触っちゃったんですねー。

 

もうね、阿鼻叫喚ってやつです。

 

確か、やっちゃった人、この後、降格処分になったような記憶がありますね・・・・。

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