パチンコ屋さん時代の思い出 その1
元パチンコ店員、元パチンコ店店長、元パチンコ店運営会社の部長という経歴の行政書士である私が、気が向いたときにパチンコ店の裏話的なことを書くコーナー、
新章突入です。
というか、景品買取所縛りではネタが尽きてきました。
フィールドを広くするために、一応リニューアルということにします。
私は、大学を卒業して、新卒採用でパチンコ店運営会社に入社しました。
学生時代にパチンコをほとんどやったことがなかったので、まったく知らない業界に飛び込んだ形になります。
まあ、新卒採用なんて、どんな業界でも、ほとんどのケースで「知らない業界」だと思うので、当時はそんなに心配していませんでしたね。
本社で研修が2週間ほどあって、3週目には現場研修となりました。
私が配属された店舗は、豊中市のとある町にありました。
その町は、一言で言うと、「The 下町」って感じの街でした。
今はそうでもないのかな?
当時のお客さんは(下町だけあって)本当に面白い方が多かったですね。
お客さんと店員の距離も近かったので、かわいがってもらいました。
このお店には赴任から1年いることになりますが、この間、平のスタッフとは言え、「これぞぱちんこ屋の仕事」というのをたくさん経験しました。
ひょろひょろの新卒1年目にしては、いろいろとヘビーだったと思います。
例えば・・・・
ある日閉店後。
閉店後ですから、23時か24時だったと思います。
「鳥本くん、入金しに行くからついてきて」
と先輩に呼ばれました。
お店から近くの某銀行まで50mほどかな?
この時間帯に
数百万円の現金を
袋1つで手に持って
夜間金庫に放り込みに行く。
男二人、たかが50mとは言え、いざとなったらどうすればいいのか?
怖かったですね。
と同時に「この人たち、こんなことをずっと毎日やってきたの?」とも思いました。
衝撃的な日でした。
しかし、この「夜間金庫に入金しに行く」という業務ですが、この数か月後に起こるある事件が契機となり、廃止されます。
この契機となる事件は・・・・襲われた、とかじゃないんですね・・・・まったく別次元のものでした。
次回、新卒でパチンコ店運営会社に入社して3ヶ月目で経験したヘビーな思い出の話をしますね。