宿坊(宿房)のお話
先日、「宿坊」の開業についてのご相談があったんですよね。
宿坊っていうのは・・・・
宿坊、宿房(しゅくぼう)は、主に仏教寺院や神社などで僧侶や氏子、講、参拝者のために作られた宿泊施設である。僧侶専用の施設は僧房ともいう。
引用: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ということで、お寺に付属している宿泊施設のこと、と理解してもそれほど間違いじゃないと思うのですが。
平安時代に、遠路はるばる訪れた僧侶をお寺に泊めるようになったのが始まりとのことです。
それが、次第に参拝者や貴族、武士などを受け入れるようになるとともにビジネスへと転じていきます。
ビジネスに変わるにつれて、お寺そのものに宿泊させるのではなく、専用の棟やお寺周辺の施設に宿泊させるように変わっていったようです。
ということなんですが。
現代では、宗教施設であっても、宿泊料を取って人を宿泊させるサービスを提供するのであれば、旅館業の許可を取る等の手続きが要るよね、ってことになります。
ということで、現地調査して、保健所その他役所と協議して、「何とか行けそう!」ってところまで行ったんですが・・・。
最終的には、ご住職の他の事情で断念、ということになりました。
お仕事にはなりませんでしたが、行政書士的にはとても勉強になりましたね。