パチンコ屋さん時代の思い出 その24
元パチンコ店員、元パチンコ店店長、元パチンコ店運営会社の部長という経歴の行政書士である私が、気が向いたときにパチンコ店の裏話的なことを書くコーナーです。
今日のテーマは、「ガラス」です。
すごく負けちゃって、感情を抑えられなくなって、パチンコ台のガラスを殴って割っちゃう人、結構いるんですよ。
↑この透明の部分がガラスです。
ガラスなので、人間の力でも割ろうと思えば(思わなくても)割れます。
そういうことが起こると、店としては対応をしないといけないわけで・・・。
パターンとしては、
①(初犯で、かつ、反省していれば)注意だけ。
②ガラス代の弁償を求める。
③ガラス台に加えて、営業できなかった間の遺失利益の支払いを求める。
ってところでしょうか。(+出入り禁止もあるでしょう、というか②と③+出禁がセットかな?)
で。
そのガラス代なんですが。
20年くらい昔(記憶が定かではありませんが)であれば、パチンコ台のガラスって、ある程度の規格(405mm四方など)の普通の強化ガラスで、値段もそんなに高くなかったので、数千円程度のものでした。(ただし1台に2枚入っているので、弁償は2枚分になるでしょう。)
最近のパチンコ台は、全部「組ガラス」というのかな?、パチンコ台の部品、みたいなものになってしまっているので、割られてしまうと替えが利かなくて、メーカーから取り寄せないといけないかも。というわけで、昔よりも高くなっていると思います。1万円くらい?
なーんだ、それくらいなら腹いせに割ってやろう、なんて思わないで下さいね。
犯罪ですから。
ちなみに、パチスロで同じことをすると、弁償はパチンコの倍ではすみませんので気をつけて下さい。
パチスロの場合、割れた場所によって、「どこからどこまで交換しないといけないか」変わってきます。
例えば↑の「まどマギ」の場合・・・
台の下の方の女の子の絵が描いてある部分だけが割れたなら、その部分だけを交換できる(はず)なので、たぶん1~2万円くらいです。
しかし、当たり所が悪くて、それ以外のところまでヒビが広がっちゃった、なんてことになると、この写真に写っている前面すべて交換しないといけなくなる(正確に言うと、メーカーが「前扉全部」しか売ってくれない)なんてことになります。
この場合、液晶パネルも付いてますし、実はこの液晶パネルにはタッチセンサーも付いていますので、どえらい高額、おそらく10万円くらいになります。
やめよう、台パン。