深夜酒類提供飲食店の営業開始届は検査がないって本当ですか?
「深夜酒類提供飲食店営業」というのは、深夜に主にお酒を出す飲食店営業のことで、典型例は「バー」になります。
キャバクラやラウンジ、クラブのような接待サービスのある飲食店(=「社交飲食店」)は営業するに許可が必要ですが、「深夜酒類提供飲食店営業」は事前に届出が必要です。
と、こういう話をしていると出てくるのは、
「社交飲食店の許可手続きには検査があるけど、深夜酒類提供飲食店営業の届出手続きには検査はないでしょ?」
というお話。
結論から申し上げますと、「検査はある時もある」ということになります。
「検査」というのがどういうものを指すのかわかりませんが、ここでは「警察署の担当者がお店の中を見に来る」という意味です。
私のこれまでの経験を元に申し上げますと、何回もあります。
ただし、「必ずある」とも言いません。多くの場合、検査?はありません。
警察署によっては、毎回必ず現地調査がある、というところもあります。
その他にも、いつもは検査がない警察署なのに、理由はよくわからないけれど、今回は「行く」と言われたりもします。
で、私がこれまでに経験した中で、一番「ふぁっ?!」となったのが・・・。
県警本部の新人研修
です。
思えば4月早々でしたよ、あの検査は。
普通のダイニングバーが、深夜も営業したいからと届出をしたので、何の怪しいところもなかったんですが、「検査に行く」というのでおかしいな、と思っていたら。
10人以上の警察官がやって来まして。
所轄署さんからは2名、残り8名以上が県警本部から・・・・。
その時の私は「え・・・。ヤバい店に関わってもうたか・・・・・?」と思いましたよね。
まあ、その後の光景は面白かったんですけども。
あきらかに不慣れな手つきでメジャー持って、2人一組になって、いすや机の大きさを一生懸命測っておられましたよ。若い方が。
で、何の問題もなく「検査」という名の「新人研修」は終わりましたけども。
「頼むからそういうことは先に言ってくれ」
と思いましたとさ。