良い先生は、他の良い先生を知っているか?
※注
今日のブログは、完全なる私の「個人的見解」です。
「良い先生は、他の良い先生を知っているか?」
答えは、「だいたいそう」です。
例えば、私のことを上手に活用して頂いているお客様から「税金のことについて相談したい」と言われると、私は税理士ではないので、当然お応えできないわけです。
となると、「良い先生いませんか?」となります。
私の立場で申しますと、この質問には、基本的に「はい、喜んで」と答えることになります。
士業者というのは、日頃から同業者(私と同じ行政書士)や他の士業者(行政書士ではない士業者)と交流を持っています。
これは、「お客様のお悩み、ご相談に対し、すべてを自分一人で対応することができない」という、士業者共通の課題があるからです。
私は行政書士ですから、裁判のことは弁護士さんには敵いませんし、税のことは税理士さんに、登記のことは司法書士さんに、それぞれ敵いません。
ですから、お客様のお悩み、ご相談に自らがお応えできずとも、ふさわしい方にバトンタッチする術を身に付けておくべきだろうと思うわけです。
そして同業の行政書士であっても、やはり交流を持っています。
それは、行政書士の業務が非常に広範であり、私は「すべての行政手続きに精通している行政書士」にお目にかかったことがないですし、自分自身もそうではないからです。
知らぬことは尋ねるか、わかる方に委ねなければなりません。
そのためには、「誰がどんな業務に精通しているか」知っておかなければなりません。
この理屈は、おそらく行政書士に限らず、他の士業の先生も同じ事情があると思います。
ですから、士業者は総じて、同業者や士業者と常に交流を持っています。
さて、「いざ紹介」となると、存じ上げている先生方の中でどなたを、というはことになりますが、この時は当然
「私が良い先生だと思う先生を紹介する」
ということになります。
私のことを良いと思って下さる方に、私が良いと思っている先生を紹介するというのは、「良い」の軸というか、ベクトルというか、タイプというか、そういうものの私とお客様の間に差が少ないので、紹介がうまくいかないということは、経験上あまり多くはありません。
ところが、「紹介の紹介」のようなケースの場合、何が「良い」のかさっぱりわからないので、「紹介の効果」みたいなものは薄れていきます。
(過去に私が紹介を受ける側の立場の時は、お客様と私の間に紹介者が3人入っていたこともあります。この時は「良い」お仕事ができてホッとしました。)
つまり、何が言いたいかと言うと、
士業者は総じて「良い先生」を知っている。
けれど、お客さんにとっての「良い先生」かどうかはわからない。
ということでございました。