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パチンコ屋さん時代の思い出 その17

とある行政書士の日常ブログ パチンコ業界 この記事は約 5 分で読めます。 1,658 Views
シルバーブレット

元パチンコ店員、元パチンコ店店長、元パチンコ店運営会社の部長という経歴の行政書士である私が、気が向いたときにパチンコ店の裏話的なことを書くコーナーです。

 

今日は特にマニアックな話になります。

パチンコ・パチスロを打たない人はもちろん、最近のパチスロしか知らない人でさえも置いてけぼりにするつもりでいます。(←断言)

 

今の法規制下では、おそらく作れない、作っても保通協の検査を通過できないと思いますが・・・・

※「保通協」
一般財団法人 保安通信協会の略。風適法(風営法)に基づく国家公安委員会の「指定試験機関」。
遊技機の「型式試験」を、都道府県公安委員会から委託を受けて行っている。
遊技機メーカーは、保通協の検査をパスしないと、遊技機を世に送り出せない。

かつて、「集中機」(Cタイプとも)というパチスロが存在しました。

 

パチスロもパチンコも、主流の機械は、「大当りすると短時間に玉がドバーっと出る」というものですが、「集中機」はかなりゲーム性が異なります。

 

内部で「集中役」という抽選に当選すると、「パンク役」という抽選に当選(外れると言ったほうが正しいのか?)するまで、

ひたすらダラダラダラダラダラダラダラちょっとずつメダルが出続ける、というもの。

超低確率の「集中役」を運よくつかみ取るか、一旦つかみ取った集中役をどれだけ長く続けられるか(=「パンク役」を回避し続けられるか)

という熱さがありました。

 

私、集中機が大好きだったんですよ。

でも、設置しているお店がかなり少なくて、簡単には打てなかったんですよね・・・・。

 

だからこそ、私にとって集中機は思い出深い。

何なら、集中機を設置してくれていたお店も思い出深い。

 

そんな思い出を、今日はご紹介しましょう。

 

■シルバーブレット(アルゼ・BCタイプ)

シルバーブレット

私の初めての集中機。

「集中」という概念に初めて触れて、痺れてしまった機械。

かつてはたくさん設置されていたのかもしれないけれど、私の集中デビューがかなり遅かったということもあり、大阪のあるお店に、たった1台しか置いていなかった。

大阪市東成区緑橋の「ローズガーデン いちばんでる」というお店です。

奇抜な営業手法で有名なお店でしたよ。

女性スタッフにテニスウエアを着させてコーヒーレディさせてね、男性客はみんなスカートを下から覗こうとしてたものですよ。懐かしいなぁ。

 

これを打ちたいがために、休日朝から行きました、本当によく通いました、この店には。

 

もうつぶれてなくなっちゃいましたが。

跡地にはマンションが建ってますね。

 

■セブンリーグ(山佐・ACタイプ)

セブンリーグ

上のシルバーブレットは休みの日じゃないと打ちに行けないので、当時住んでいた会社の寮の近くのお店、豊中市蛍池の「フォロマジョーレ」にあったコレをしかたなく打ってた。

これはこれで面白かったんだけど、シルバーブレットと違ってこれはすぐパンクする仕様だったので、長い集中を味わえず、しゃーなしで打ってた。

シルバーブレット:設定⑥集中役確率1/964、パンク確率1/159

セブンリーグ:設定⑥集中役確率1/273、パンク確率1/38

ちなみにこのお店は、今は閉店し、跡地が業務スーパーになっています。

 

■コンチネンタルⅢ(メーシー販売・ACタイプ)

コンチ3

超名機。それ以外に言うことなし。

私がこの機械の存在を知る頃には、世の中から集中機がほとんどなくなっていました。

なので、とても悲しい思いをしていたのですが、ある時、釘調整が大変上手な先輩社員からこの台の存在を聞かされます。

この機械は、1990年に発売開始の台なので、当時既に発売から10年以上経過していました。

パチンコ、パチスロ台の寿命は、そのほとんどが1~2年。

ごくごく一部の人気機種で3年~6年です。

だから、普通に考えたら、この機械が設置されているお店なんかあるわけない。

のですが、調べてみると・・・・・あった。

日本に2軒だけ。

1軒は、東京新宿にあるパチスロ専門店「グリンピース新宿本店」、

もう一軒は、兵庫県姫路市のパチスロ専門店「大玉2」。

パチスロ打つのに大阪から東京には行けないよね。

でも、姫路なら行けるよね!!!!!(片道2時間弱)

なんつって通ってましたよね。

グリンピースは、スロッターの聖地とも言われていましたが、惜しまれながら今年(2022年)1月31日に閉店したそうです。

大玉2も気が付いたら閉店していました。今はどうなってるのか、大玉がなくなったら姫路に行く用事もなくなったので、わかりません。

 

■チェリー12X(アルゼ・AC-CTタイプ)

チェリー12X

チェリートゥエルブって読みます。

(うーん・・・もうCTの意味説明するのだるいので省略。)

パチスロ覇権メーカーアルゼが、客の需要を一切考えずに、当時持っていた技術をすべて詰め込んだパチスロ機。

当時は「もう集中役を搭載したパチスロなんて2度と出てこないだろう」という時代だったので、私大歓喜。(面白かったとは言っていない。)

大阪だと、梅田の「パンドラ」(太融寺町)に設置されていました。

ご存じでしょうか?パンドラ。

あのスーパーのダイエーのグループ会社だったんですよ。今は違うけど。

梅田店は閉店、今はセブンイレブンとか、飲食店になっちゃいました。

 

■ウルフエムX(アルゼ・BC-CTタイプ)

チェリー12Xと同時発売された、スペック違いの機種。

どう考えてもこっちのほうがマイルドで遊べたし、出玉性能のバランスが良かった。

(勝てたとは言ってない。)

集中に飢えていた私は、嬉々として打ちに行きましたよね、江坂に。

吹田市江坂地区の「四海楼 江坂店」さんに入ってたんです。

懐かしいなぁ。

 

ちなみに、今日登場したパチンコ店で、唯一、四海楼さんだけが閉店してません。

 

 

つまり、「集中導入店、ほぼ閉店説」ということでしょうか。

 

楽しいのになぁ・・・。

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