パチンコ屋さん時代の思い出 その13
元パチンコ店員、元パチンコ店店長、元パチンコ店運営会社の部長という経歴の行政書士である私が、気が向いたときにパチンコ店の裏話的なことを書くコーナーです。
すみません。釘調整の話はまだ書けそうにありません。
相当な気力が必要な感じです。ご容赦を。
今日は、ぱちんこ屋さんの火事の話。
昔は、「ぱちんこ屋さんの2階」=「社員寮」だったので、寝たばこや火の後始末が原因でお店が火事になることが多かったようです。
今はそういうことが少ないのですが、別の原因での火事はあります。
パチンコ屋さんは電気設備が多い業態です。
何から何まで電気で動いていますから、電気代が多くかかります。
もちろん、パチンコ台1台1台も電気で動いています。
電気を多く使う場所ということなので、必然的に、ぱちんこ屋さんは電気火災が多いです。
パチンコ屋さんで火事が起こると、仮に「従業員やお客さんは全員無事」「少し焼けた程度で全焼は免れた」ということであっても、大変なことになります。
消防車が来て、放水されると、まず間違いなく、パチンコ台はずぶ濡れ故障確定です。
電子機器ですのでね。
前職時代は、従業員さんに、くれぐれも火災が発生しないよう、特に中でも電気火災が起こらないよう教育しておりました。
でも、どんなに気をつけていても、起こってしまうときは起こってしまう。
ある時、あるお店で、お客さんもいる営業中に火災が発生しました。
突然、パチンコ台が燃えたんですね。
原因は、パチンコ台の老朽化により電気回路上で負荷がかかったようで、台そのものから出火しました。
幸い、従業員はすぐに異変に気付き、消火器を使って消火したので、大事には至りませんでした。
お客さんにも従業員にも被害はなし。
不幸中の幸いというか、まあとにかくよかったよかったと。
で、その燃えたパチンコ台なんですけどね。
「烈火の炎」
っていう名前だったんですよね。
名前通りにならなくて、ほんとに良かったねと。