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パチンコパチスロの雑学 その4 「パチンコ・パチスロ」と「カジノ」の違い・・・その2

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元パチンコ店員、元パチンコ店店長、元パチンコ店運営会社の部長という経歴の行政書士である私が、パチンコやパチスロに関する「へぇー」と言えるような言えないような、明日から役に立つような立たないような、人に自慢できるようなできないような、そんな素敵なトリビアをご提供するコーナーです。

 

4回目の話題は、前回の続きで「パチンコ・パチスロ」と「カジノ」の違いです。

(前回はコチラ→■)

 

ここでは、あくまで、「パチンコ・パチスロ」と「カジノ」の違いを私が思う切り口でお話しておりますので、そのあたり、ご了承ください。

 

さて、今日のお話ではキーワードとして「知識介入性・技術介入性」という言葉が登場します。

この言葉の意味を先に押さえておきたいと思います。

 

ギャンブルの世界で「知識介入性・技術介入性」と言えば、それは、

ギャンブルの当事者の持つ「知識」や「技術」が、どの程度ギャンブルの結果に影響を及ぼすか

という意味です。

 

例えば、麻雀でジュースを掛けて遊んだとしましょう。
麻雀はルールが複雑、独特で、極めて技術介入性の高いゲームです。
だから、「やったことがある人、上手い人」と「やったことがない人、下手な人」では、誰が勝つか、結果は誰でも予想できますよね?

ところが、さいころの目を当てた者がジュースをおごってもらえるというような場合、そもそも「さいころの目を予想したり、思い通りの目を出したりするのが上手い人」という人はほとんどいません。
普通に考えれば、上手い下手のない分野なのだと思います。
こういうゲームは、知識や技術が結果に結びつきにくいです。

 

では、本題に。

 

3.ユーザーの知識介入性・技術介入性はあるか。

日本の合法的なギャンブルは、すべてユーザーの知識介入性・技術介入性があります。
パチンコは、玉を発射する強さを調整できる「ハンドル」というものがあり、玉を発射する力の調整が上手か下手かで、獲得できる玉の数が多少変わります。
(とは言え、運の要素のほうが結果として強く表れるわけですが)
ハンドル写真の右手で握っている部分ですね。

パチスロは、高速回転しているリールを見ながら、自らの判断でストップボタンを押してリールを止めます。
(回転しているリールの絵柄が判別できないほど速くリールを回してはいけないことが法律に定められています。)
サンダーVリールと言うのは、この写真でVVVと並んでいる回転体で、その下に付いている赤いストップボタンを押して回転を止めます。
こちらも、止めるのが上手い人(一般的に「目押しが上手い」といいます)は、獲得できるメダルが多少増えます。

というわけで、パチンコ・パチスロは、ユーザーにとって技術介入性のあるギャンブルということになります。
ただ、遊技そのものの技術介入性は、(特に最近は)あまり高くありません。

日本の合法的ギャンブルは、(宝くじを除いて)勝敗の結果が偶然の産物でないようになっています。
競輪も、競馬も、調子がいいとか、体つきが良くなっているとか、いろいろな要素が結果的に順位につながり、故にユーザーはそれらの要素を考えた上で、勝ち負けを予想する。
これもまた、知識介入性(ウマや選手の状態を知っている)・技術介入性(掛け方が上手い)があるということです。

対してカジノは・・・・技術介入性がない、または低いです。
テーブルカジノの中には、ポーカーなど「カードを追加するか否か」をユーザーが判断するゲームがあるので、これらは技術介入性があります。
しかし、他のほとんどのテーブルカジノは、結果を予想して掛ける(もしくは撤退する)というゲームですので、ゲーム自体に技術介入性はほとんどありません。
また、マシンカジノ、特にスロットマシンは、日本のパチスロと違い技術介入性は皆無です。
メダル入れてレバー引いてリールが回って勝手にリールが止まる。
ゲームの流れはこれだけなので、技術もへったくれもない、という感じです。

 

と、ここまでユーザーの技術介入性・知識介入性について書いてきましたが、そもそも

・どのギャンブルを選ぶのか
・どのゲーム(台とか、レースとか、テーブルとか)で遊ぶのか

という、ギャンブルをする上で最も基本的な選択に、既に知識介入性・技術介入性があるということは忘れてはいけません。

 

まとめ
ギャンブルにおける技術介入性・知識介入性
・パチンコ・パチスロはある(高くない)
・日本の合法ギャンブルは総じてある。
・カジノはほとんどない。

 

次回は、「ホスト側の調整」についてお話します。

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