「社債」を超簡単に解説①「社債って何だろな?」
ご注意:「超簡単」にこだわったので、表現に厳密性を欠いているおそれがあります。
「社債」は、ものすごく簡単に言うと「たくさんの人から会社が借金をすること」です。
こう書くと、「そりゃ会社なんだから、借金くらいするでしょ」と、こうなるのですが、重要なのは「たくさんの人から(=不特定多数)」という部分です。
例えば、銀行からお金を借りる、株主や役員からお金を借りるのであれば、これは、たくさんの人からお金を借りることにはなりません。
これは、ただの借金、特定少数からお金を借りているので問題にならないわけです。
以前書いたブログ「たまに耳にする「出資法違反」を超簡単に解説」でも書きましたが、出資法で、
他の法律で認められていない限り、不特定多数から借金(社債、借入金など名称を問わない)をすること。
は、禁止されています。
つまり、たくさんの人から借金をするには、「他の法律で認められている」方法でなければならない、ということになります。
では、社債はどの法律に規定があるのかというと、主に会社法という法律に定められています。
次回以降、社債が会社法にどのように定められているのか、見ていこうと思います。