パチンコパチスロの雑学 その5 「パチンコ・パチスロ」と「カジノ」の違い・・・その3
元パチンコ店員、元パチンコ店店長、元パチンコ店運営会社の部長という経歴の行政書士である私が、パチンコやパチスロに関する「へぇー」と言えるような言えないような、明日から役に立つような立たないような、人に自慢できるようなできないような、そんな素敵なトリビアをご提供するコーナーです。
5回目の話題は、引き続き「パチンコ・パチスロ」と「カジノ」の違いです。
ここでは、あくまで、「パチンコ・パチスロ」と「カジノ」の違いを私が思う切り口でお話しておりますので、そのあたり、ご了承ください。
前回のお話では、「ユーザーの知識介入性・技術介入性はあるか」というお話をしましたが、今回は、
4.ホスト側の調整
についてお話します。
これについては、パチンコ・パチスロも、カジノも、両方とも、当然あります。
運営側が調整できなかったら、儲かりませんからね。
パチンコ・パチスロ、そして、カジノのスロットマシンやマシンポーカー、これらの「マシンカジノ」は、機械を調整することで還元率をコントロールします。
パチスロもマシンカジノも、いわゆる「設定」というものを変更することで、当たりの確率を調整します。
あくまで当たりの確率を調整するだけなので、「誰に当たりが出るようにコントロールする」「この人には当たりが出ないようにコントロールする」ようなことはできません。
※「合法的なお店では」というお話です。
パチンコだけが少し特殊です。
パチンコにも一部「設定」がある機種があり、当たりの確率を変更できるようになっています。
しかし多くの場合、「釘調整」という方法で還元率を調整しています。
その釘調整って何なのか、ということなんですが・・・・・
早い話が、「ここに玉が入るといいよ」っていう穴がいくつかあるんですけど、その穴に玉をどれくらい入れるか、あるいは入れないかを、ハンマーで釘を叩いて調整するんですね(全然早くない。)
文字で説明するのキツいので、チラッと動画見て下さい。
こういうことです。(他力本願)
動画を少し補足説明すると、
・(私は釘調整があまり上手ではありませんでしたが)この釘師は僕以上に上手ではありません。釘をたたいた時の音で上手でないことが分かります。
・棒に玉が付いた道具には0.01mm単位で大きさの違う玉が付いていて、「直径11.03mmの玉は触らないけれど、11.05mmの玉は触る」という調整をします。
・釘と釘の間の広さを測る板のような道具は、0.25mm単位で広さの違う板が何枚かあって、例えば「11.75mmが引っかかる程度」とか「舐める程度」とかいう調整をします。
この釘調整によって、公営ギャンブル並みの還元率85%から、イベント調整赤字を意図的に作り出す還元率125%以上まで、コントロールすることが可能です。
(というかやってきました。)
釘調整の話は今日の本題ではありません。。。
今日の本題は、ルーレットやポーカーなどのテーブルカジノはどうか、という話です。
トランプを使ったゲームは、元々親(ディーラー)側が若干有利になるようにルールが設定されています。
それだけではなく、ディーラーはカジノから勝ち方、勝たせ方を指導されていますので、ゲーム内容そのものを「イカサマ的に」コントロールすることはできませんが、還元率を調整する程度のゲーム全体の流れをコントロールすることができます。
ルーレットも同様です。
ルーレットは、プレイヤーが「低配当高確率」の掛け方、「高配当低確率」の掛け方を選択できるゲームです。
ディーラーは、プレイヤーの掛け方の傾向を見て、適切に勝たせ、また、負けさせなければならないわけですから・・・・。
特定のナンバーには入り得ないように投げる、何回か投げれば特定のナンバーに入るように狙って投げることはできなければなりません。というかできます。
とは言っても、ディーラーがボールを投げてからプレイヤーが掛けるという流れなので、こちらも「イカサマ的に」コントロールするのではありません。
あくまで還元率を調整する程度のコントロールをすることができます。
こちらもあまり上手ではないですけどね。
と、僕は思っています!という話です!!!!
すみません、パチンコ・パチスロのことはわかるんですが、テーブルカジノのこの部分のついてはやってないのでわからないです。
ただ、このように考えないと経営的に成り立たないことは確かです。
実際、「攻略法的な掛け方をする」「複数人で組んで負けないような立ち回り方をする」と、必ずその攻略法や立ち回り方では想定していないような「限りなく低い確率の出来事」が起こって打ちのめされることになります。※経験済み
くだらない結論になって申し訳ありませんでした。
というわけで、本日のまとめ。
パチンコ・パチスロも、カジノも、商売でやっている以上、運営側は何らかの形で還元率を調整する方法を持っている。