北新地のビル火災、民泊事業や風俗営業も無関係ではないですよ。
痛ましい事件が起こってしまいました。
亡くなった方のご冥福を、おけがされた方の1日も早い回復を、被害にあわれた方のご家族の心の安寧をお祈りします。
さて、表題についてですが。
大阪市内(には限りませんが)の消防署は、自らの管轄内の施設に対して、緊急検査を行うものと思われます。
主に
「不特定多数の客が集まる施設」(←宿泊施設や風俗営業が含まれる)
や
「子供、老人、体が不自由な方が滞在する施設」
等、「特定用途」と呼ばれる施設を優先に、
もう一歩踏み込んで言うと、今回の火災現場となったビルと似た構造、つまり、
「特定一階段防火対象物」(詳しくはこちらで説明しています。→■)
=地階又は3階以上の階に特定用途がある建物で、
階段が1つしかないもの。
ただし、階段が屋外に設置されている場合を除く。
を中でも優先的に検査するのではないかと思われます。
今一度、防火、防災の見地から、施設の安全を確認して下さい。
・カーテン、タペストリー、カーペット等の布製品は、「防炎ラベル」付きのものを使用しているか。
・避難の邪魔になるようなものを放置していないか。
・防火戸や防火シャッターの閉鎖の邪魔になるものを放置していないか。
・誘導灯、非常照明器具は動作するか。
・不適法に定員数(客席やベッド数など)を増やしていないか。
他にも確認すべき事項はあると思いますが、取り急ぎ思いついたものを書きました。