特区民泊の認定が下りました。
ブログの更新を2週間さぼりました。
地道にコツコツ続けないといけないことを続けられるような体制を作らないといけない。マジで戒め。
というわけで、特区民泊に認定が下りました。
集合住宅の一部の居室での民泊でした。
実はこの案件、2019年の秋から関与していまして、
物件取得から民泊開業までほぼ5年
かかっております。
もちろん、いろいろあったからこんなに時間がかかったんですけれど。
最大の問題は、
「連結送水管」
でした。
連結送水管というのは、一定以上の階数の建物に設置の義務がある消防設備でして、
「背の高い建物で火事が起こると、現場まで消火ホースを伸ばすのが大変だから、あらかじめ建物の中に水を送るためのパイプを作っておいてね」
というものです。
で、これが経年劣化してくるとですね、実際にパイプに水を送るときは結構な水圧をかけるんですが、この水圧に耐えられなくなりますので、交換が必要になります。
これだけでもかなりの費用が予想されるのですが、この建物の場合、お隣との距離が短すぎて足場が立てられず、その施工方法を検討するのに大変な苦労をしたんです。
あーでもないこーでもないと言っている間にコロナになって、「まあ急がなくていいや」という雰囲気になり、コロナが明けて再検討。
「連結送水管の交換にこんな高額な費用かける意味ある?」
みたいな議論の末、
「結局”一定以上の階数”より低くしたらいいんでしょ?」
という結論に至り、7階建ての建物の7階部分を完全閉鎖して、連結送水管の設置義務を回避することで、適法性を得られるようにした、という難産案件でした。