ちょっとした失敗の話。
先日のお話。
古物商の営業許可申請で、少し離れた警察署へ。
片道1時間くらい、電車に揺られて行ってきまして。
古物商営業の許可申請は、行政書士のお仕事としては比較的簡単な部類、だと私は感じています。
特に近年は。
かつては、警察署によって法令に定めのない添付書類を求められることが多く、
「ネットで調べただけではスムーズに申請できない」
「知っている人と知らない人で労力がまるで変ってくる」
お仕事でした。
最近は、(特に大阪では)そういうことが少なくなってきたので、書類の作成量もだいぶ少なくなりましたし、一般の方でも十分できる難度ではないかと思います。
で、この日も、
「書類も完璧に作ったし、万が一に備えてノートPCもカバンに入れているから、最悪何か間違っていてもノートPCで修正して、近くのコンビニのコピー機で印刷すれば「出直さないといけない」なんて事態も避けられるだろう」
と思っていたんですよ。
警察署で担当官に書類を見てもらって、受理します、となったのですが、
担当官「提出書類としてはこれでOKなんですが、できれば、本当に単なるお願いなんですけども、現地を確認しに行くのに、地図をもらえると嬉しい」
とのこと。
ここで「法令に定めないですよね」と突っぱねるのも一つなんでしょうが、ノートPCもカバンに入っているし、警察署の裏にコンビニがあることも確認済。
ここはひとつ、協力の求めに応じてスムーズな手続きを後押しするのも、行政書士の本分たるところ、お客様の得にもなる。
私「全然OKっす。裏のコンビニで印刷してすぐ持って来ますね。」
何でこんな時にコンビニのコピー機が故障中やねん・・・。
しかも田舎だから、他のコンビニまで1キロ以上離れてる・・・・。
そして田舎故、タクシーは流していないので捕まらない・・・・。
何で僕、今日車で来なかったの・・・・?
想定以上の体力と時間をかけて、無事地図をお渡しできましたとさ。