ぱちんこ遊技機・パチスロ遊技機と風適法 その2
毎週水曜日は、風俗営業法、正しくは、
風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律(略して「風適法」)
の解説を長いことやってきたのですが、しばらくの間、中でもパチンコのこと、
更に中でも「パチンコ台やパチスロ台」のことを中心に書いてみようと思います。
第2回目のテーマは、
「その・・・・・
パチンコ台やパチスロ台が著しく客の射幸心をそそるおそれがあるかないかの基準?
とかいうのって、どんな風になってるの?」
ということです。
結論から言いますとですね、
「遊技機の認定及び型式の検定等に関する規則」
というものがありまして、ここでルールの大枠を定めております。
長いので「遊技機規則」なんていう呼び方をします。
この遊技機規則ですが、パチンコ業界の人でもわからないような、超!専門用語だらけでして、理解しようとして読むと大変ぐったりしてしまうのですが、理解しようとしなければ「へぇ~」と思うようなことがたくさん書いてあります。
というわけで、遊技機規則の中から「へぇ~」と思ってもらえる?ものをいくつかピックアップしてみようと思います。
「遊技球」
・パチンコ玉のこと。
・材質は、鋼製で均一の材質のものとされています。
・直径11mmで、5.4g以上5.7g以下の質量と定められています。
・ちなみに、メダルについては材質、大きさ、重さに指定はありません。
「遊技くぎ」
・パチンコの盤面上に打たれている釘のこと。
・材質は、一定の硬度を有する真ちゆうなどの金属で容易にさびず、かつ、折れない性質のものとされています。
「入賞口」
・発射した玉がそこに入ったら、いくつか玉が払い出される「アタリの穴」のこと。
・開いていない状態(開かないものも含む)で13mm以下でないといけません。
・開いた状態でも55mm以下でないといけません。
「大入賞口」
・大当りした時にパカッと開いて、そこに玉を入れると玉がたくさん増える「大当りの口」のこと。通称「アタッカー」
・開いた状態が55mm超135mm以下と定められています。
「入賞」
・パチンコで言うと、発射した玉が「当たりの穴」に入ること。玉がいくつか払い出されます。
・パチスロで言うと、当たりの絵柄がライン上にそろうこと。メダルがいくつか払い出されます。
(穴に入っても払い出しがない、絵柄がそろっても払い出しがないものは、「入賞」ではありません。)
「電動役物」
・電気的動力によって作動する「役物」のこと。昔は、電気的動力を用いない役物がたくさんあったんですけどね、今はほとんどないです。
・簡単に言うと「電動チューリップ」のことです。
ちなみに「役物」とは、「入賞を容易にするための特別の装置」のことを指します。
なので、↓みたいなものを言うのではありません。これはただの「派手な飾り」です。
見てるとげんなりする動画(音量大きいので注意)
この話、もう少し続けたいと思います。