消防検査のときに気をつけたいこと その5「消防検査ではつまるところどこを見ているのか」
民泊やホテル・旅館の手続きで、避けては通れない「消防検査」。
消防署は結局のところ何を見ているのか?どういう視点で見ているのか?
というお話をしたいと思います。
多くの自治体で、民泊の申請の際に提出を求められる「消防法令適合通知書」。
これをもらうために消防検査を受けます。
文字通り、消防の法令に適合していることを示す書類、ということになりますが、
どこが
消防の法令に適合していれば、OKなのでしょうか?
基本的には、
宿泊者の居室
と
屋外(地上)への避難経路
です。
一番重要な視点は、「宿泊施設の利用者が、火災発生時にちゃんと屋外へ逃げられるか」というものです。
マンションの一室で民泊をする(他の住戸には一般の方が住んでいる)ような場合は、この視点があると考えやすいと思います。
※誤解なきよう補足しますが、連結送水管や火災通報装置など、建物全体に係る設備については、居室と避難経路に関係なくても適法性が必要になります。