最近買った本(専門家向け)
最近買った本の中から、良かったものと良くなかったものを1冊ずつ紹介しようと思います。
一般の方向けではありませんが・・・・。
【良かったもの】
風俗営業法判例集〔改訂版〕
大塚尚著
立花書房
風俗営業に関する法律は、「概念」が非常に重要で、かつ、非常に理解しがたいものです。
これを理解する一つの方法が判例を読むことではないかと思います。
私は、掲載されている判例のピックアップが非常に良いと思いました。
個人的にはパチンコ店の出店妨害事案がいくつも取り上げられているところが興味深かったですね。
【良くなかったもの】
会社法定款事例集
日本加除出版
最近、会社定款の「一風変わった」相談がいくつかあったので買ってみました。
内容は、「事例集」という書名に期待していたとおりのものでしたので、良かったです。
内容は良かったんです。
では、何が良くなかったか。
「定款文例、定款雛形の無料ダウンロード特典付き」
最近の我々士業者向けの書物には、こういう特典を付けたものが増えました。
ワードや一太郎のひな型データをもらえるというもので、我々としては入力の手間が省けていいのです。
が、
この本のダウンロードデータを見て笑っちゃいました。
(商号)
第1条 当会社は、株式会社○○○○○と称する。
たったこれだけが書いてあるワードデータを配っているんです。
何の意味あんねん?
と強く強く思いました。
日本加除出版さん、ちょっと考えたほうがいい。